観た理由
洋平さんの映画連載で「久々に徹底的に恐ろしいJホラーをいただきました」とのことでもう興味津々です。
残穢(観たけど怖くて記事化してない)を観た日の夜に誰も居ないのに、自宅の階段でセンサーライトが突然光だして、「残穢!!!!!」と一人で大騒ぎしたとしても、ミッドサマーを観た日の夢で村の老人たちの最後がフラッシュバックして寝れなくなる位のビビりだとしても、ホラー映画を観ることを辞められないのです。
特にJホラーに目がないので、これは映画館に観に行くことを決めました。
また、監督がテレ東のテレビドラマ「イシナガキクエを探しています」の演出を手がけた近藤亮太さんなのも激アツポイントです。
この番組をきっかけに「飯沼一家に謝罪します」やその他フェイクドキュメンタリーのジャンルに手を出し続けている状況です。
楽C~~~~~。
ただ、洋平さんの「生み出していただいて本当にありがとうございます」という言葉は、もはやただのオタクのそれなんだよなあ。
以下ネタバレ含む感想です。思い出し思い出しで箇条書きしてます。
いつか円盤化やサブスクで配信されたら観直したい所存。
感想
不可解な部分
・敬太のお母さんがビデオテープを送ってきた荷物の一部に父親の喪服(もしかするとスーツかも)があること。
→サイズが一緒ならともかく違うなら衣類は送る必要性を感じないため。
・ビデオ内日向「ぷよぷよがいるから」
→司には見えていたように思えるが、「大抵ではないもの(≒何かする必要がある)」「何と言っていいか分からない」と評したことから、施設内に何かがいることは確定している。
・久住さんに啓太のお父さんからあった電話「息子をよろしくお願いします」
→お父さんが既に死んでいることは大前提として、何故息子をよろしくなんでしょうか。お近づきに、行く行くは配偶者にとお考えだったんでしょうか。
・そもそも地元の人達(少なくとも旅館の青年と入場特典の女性)は「摩白山には近付いては行けないはない」と家族に教わっていたのに、何故啓太と日向は山で遊んだのか。
→転勤族とも地元の住人とも明記する表現が無かったと思うので、知っていて遊びに行ったのか、知らずに遊びに行ったのかが不明。
・実家にて啓太から司、施設内にてボイスレコーダー内の登山部の会話「2階が怖いのか?」「いや...」
→2階に何かがあることを認識していたのかが不明。
・旅館で啓太がお母さんの偶像と遭遇した際、部屋の隅にあった骨壷が欠けたこと。
→父親の骨壷と形状が違うことから、別の人のものと思うが、母親の身体は実家にあることから、誰のものか不明。
・啓太が実家の2階に行った際に、お母さんを見ている筈だが反応しなかったこと。
→司曰く「敬太は既に取り込まれている」と言っていたが、取り込まれたら見えなくなるのか、もしくは見えているが特に話題にしなかっただけなのかが不明。
・結局、旅館の青年の出生の行方。
→戸籍謄本を取れば分かるんでね?と思うのは職業病かも知れませんが、書類上ではなく肉体構造の問題なんだよなぁ...。お婆ちゃんの生理が来なくなったのは、子宮が無くなったからということであれば、生物学上で大問題間違いなしです。
というか、この話をお母さんに尋ねたことはないんだろうか。
・司が山に啓太と久住さんを追いかけて山に来たが、何故山に来たのか、そしてどうやって来たのか。
→最初に啓太と司で入山した時と違う場所なのに、なぜ辿り着けたんでしょうか。また、久住さんの車の窓を叩く際、その周辺に車がなかったような気がします。
・施設内で久住さんを掴んだ手の持ち主について。
→啓太のお父さんかなとも思うけど、啓太や司に出会う前から防犯ブザーが手放せないことから別人のような気もします。
・施設内に残っていた日向の服。
→2階から落ちたような感じにお見受けしましたが、何で外側の服だけ残っているんだろう。せめて内側でない??
・施設内で司が取り込まれたことについて。
→司が啓太について弟のことを進言したことにより、啓太から捨てられた(不要と判断された)のかなと思うのですが、ひたすら啓太と司のかくれんぼを見せられ続けられるんだろうか。気が狂いそう。
・啓太と久住さんが施設から生還できたこと。
→まじで謎。入場特典も読みましたが、廃墟(建物)に入ることがアウト判定かなと思ったのですが、生還ルートもあるようなのでその線引きが謎。
・旅館の青年、摩白山に来てしまう。
→啓太に対して「自分はあの山に近付かないようにしている」と旅館で話していたのに、何故来てしまったのでしょうか。そして、山側から何かが青年を見ている描写、そして掲示板を見て筈なのに突如消えたシーンに飛ぶことから、山に取り込まれたのではないのでしょうか。取り込まれる判定がいよいよ分かりません。
・ラストシーンの啓太、「司?」
→ビデオテープ画質だったのは何故なのか。
おそらくであるが推察できること
・司の勤める塾で登場する女の子には久住さんの後ろに何かが見えること。
→司不在時の来訪時、明らかに後方へ目線を送っており、不穏な表情であったため。
・啓太と司が出会って、結構長いということ。
→司が施設内で啓太に弟について話す内容より。ただ、ビデオテープを再生する際、啓太が説明する前に司が弟のことを知っていたところ「弟のこと、話したっけ?」と確認していたため、その話は伏せていたのではないのでしょうか。
怖いところ
・ビデオテープ内で、特に何でもない森の中や廃墟内で、目線(カメラ)が向いたところをつい注視してしまうが、特に何も怖いものは映っていないところ。
・車内で突然久住さんのブザーが突然鳴ったところ。
→携帯を投げ捨てた際に当たってなのか、心霊判定でなったのかが分からないことも相まってびっくりしました。
びっくりし過ぎて、一緒に観に行った先輩の腕に捕まってしまいました。吊り橋効果狙うんだったら、超絶ぴったりやも知れません。
結局、
””何か””が終始怖くて堪らないのですが、その何かの実態を鮮明に捉えることが出来ないからこそ、受け手側の想像力でより怖さが引き立つように感じました。
だからこそホラー映画観るの、辞められないのよ。
余談
ですが、今回初めてDenkikanを利用しました。
地元百貨店のカードを持っていると、映画料金が通常2,000円のところが1,400円で視聴できてホクホクです。
また、今回利用したスクリーンは一番大きい部屋(140席)でしたが、より狭いスクリーンが2つあるそうなので、また気になる映画が放映される時には利用したいと思います。
それに、映画館受付の隣にはカフェがあり、先輩曰くそこのコーヒーがとても美味しいそうなので、それも気になるところ。
洋平さん!!!もし熊本でお暇を持て余された時がありましたらぜひ!!!!
今度のツアー会場である熊本城ホールと隣接しているサクラマチ熊本にはTOHOシネマズもありますが、Denkikanも会場から徒歩5分圏内です。
NO COFFEEにも引けを取らない(はず)と思いますので!!!
